流星‐傷だらけの堕天使‐
 私が最後に笑ったのはいつだったろう?

物心着く頃には既に両親は毎日喧嘩と暴力、

私は最初のうちこそお風呂場に鍵をかけて耳をふさいで泣いていたけれど

慣れてくるとそんなこともしなくなった

 少し年の離れた妹ができると家族はみんな妹ばかり可愛がるようになり、

元々ほったらかせれていたのが誰も構わなくなった。

小学校に上がるといじめにあった。理由は小さいこと。

私は生まれたときから本当に小さくて

今でも平均身長よりは小さいだろう

そんなことさえも親に言えず、私は学校に行かなくなった。

 時が経つにつれ、悪いことも覚え親にバレると

虐待ばかりされるようになった。

それに逆らうように私は非行を繰り返し

だんだん闇の中へ落ちていった。

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