【完】ポーカーフェイスがお得意で

「上田さ...
いえ、優疾(ゆうと)さん。
今だけ、少し正直になっていいですか?」

「うん。」

「私、優疾さんといると落ち着く。
そして...」

ちょっと息を吸い込んでから続ける。

「優疾さんは特別だなって気がする。」

ふと急に恥ずかしくなって背を向ける。

何でこんなこと言っちゃったんだろう...

絶対隠し通すって決めてたのに!

また...

またあの時と同じようなこと言われるんだろうか...
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