【完】ポーカーフェイスがお得意で

ついに優疾さんの顔が目の前にきた。

思わず目をつぶる。

きっ...キスされる....!

「ゆーめちゃん。
目あけて?」

少し笑いを含んだ声で言われる。

恐る恐る目をあけると、

「んっ!!」

目を開けたままでキスされた。

そっと唇を離される。

「ゆう...とさん...
何してるんですか...」

怒る気力もなく、ヘナヘナと言う。

「目開けたままのキスも刺激的じゃない?
あー、それとも物足りなかった?」

「も、物足りなくないですから...」

「ハハッ、腰抜けてんの。
んじゃ、買い物行きますか!」

私の腰を支えてくれながらそう言った。
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