【完】ポーカーフェイスがお得意で

恥ずかしさに潰されそうになって窓からの景色を見る。

優疾さん、...じゃなくて優疾!

すごいんだ。

赤のベンツで運転も上手で...

ベンツだなんて、今日のお昼の件もあるし、絶対お金持ちだよね...

なんか...

そんな人が、私なんかでいいのかな。

やっぱり、前みたいに...

「ほら、着いたよ。」

「あ...うん。」

「あれ?どうかした?」

「えと...なんでもないよ。」

なんでもなくなんか、ないの。

でも、今は優疾を信じるしかないの。
< 25 / 37 >

この作品をシェア

pagetop