【完】ポーカーフェイスがお得意で

「ほら、ここだよ。」

ぼんやり考えていると、優疾の声がした。

「え...?」

「ここ、俺の家。」

「...冗談ですよね?」

疑ってしまうほどの豪邸。

「...でっかい家...
優疾、すごいお金持ち?」

「んー、そうかもね。」

本人はあんまり興味ないみたいだけど。

「いいから入ろうよ。」

そう、優しく手を引かれる。

優疾、わかってる?

私、優疾の何気ない行動ですぐキュンとしちゃうの。

優疾がそばにいてくれるだけですごく安心できて。

ずっと一緒にいたいってそう思えるの。

ずっと...いてくれる?
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