ありがとう。さようなら



そして保健室の先生は会議へと出掛けた。



「芹奈・・・・・・」


寝ている芹奈のおでこをさすりながら、呟く。


「俺は・・・・・・ずっと芹奈の事が好きだったんだ。だから思いきって告白したんだ。そしたら良いよって言ってくれて、凄く嬉しかったんだぞ。」


スースー・・・・


芹奈は相変わらず寝ている。


「はぁ・・・・今も好きだよ。」


ちゅっ。


保健室に小さなリップ音が響いた。

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