ありがとう。さようなら



多分芹奈は知ってる。

俺が泣いたこと。
でも何故――・・・・



ピリリン。ピリリン。


と急な電話が・・・・


ちょっとごめんね。

そう思いながら席を立って、廊下へと出た。

「はい。もしもし」

『よぉ、彼女さん元気?』

「う・・・・・うん」

『そうかそうか、良かった良かった。』

「どうしたの?こんな時に。」

『こんな、時?』

「あっ!いやいや、何でもない!」

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