ありがとう。さようなら
声が枯れるまで私は泣いた。
夜まで時間はまだある。
それまで泣いていよう。
―大丈夫だよ。絢斗君が居るじゃない。―
とコロナの声が頭の中で聞こえる。
「絢斗が居る・・・・・けっど・・・・ひっ・・・く・・・お母さん達はもぅ笑ってくれない!うわぁぁぁぁぁぁ!!」
―大丈夫。大丈夫だよ―
コロナはそればかりを言う。
大丈夫じゃないんだよ。
早く死にたいよぉ!
・・・・でも駄目だ。コロナと約束したもんね。