ありがとう。さようなら

感謝、謝罪 母Side



芹奈は叫びながら部屋に向かった。


言ってしまった。

『家の子じゃない』と『死ねば良い』と・・・

手元にある、小包が手から落ちた。


「そうだった。芹奈がくれた・・・・何かしら?」


開けると手紙と私が欲しいって言ってたブランドのペアネックレスだった。


夫の小包の中には私と似ているネックレスが。


くっつけるとハート型になるネックレスがあった。


これがきっと私らへのお別れの物なんだ。


そして恐る恐る手紙を開いた。

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