【完】グリム童話〜隠されたストーリー〜
「おやおや、可哀想に…私が綺麗にしてあげよう」 と言う声が聞こえた。


後ろを見てみると、とんがり帽子をかぶったお婆さん。

「あなたは?」
私は聞いた。

「私かい?私は魔女さ」
とお婆さんが言う。

魔女?まさか…
でも、魔女なら私も舞踏会に行けるようにしてくれるかも!

「お婆さん、本当に私を綺麗にしてくれるの?」

「ああ、服と、リボンがあればな」

とお婆さんが言う。

服とリボン…

「それならあるわ!ちょっと待ってて」

私は急いでお姉様の部屋から服とリボンを取ってきた。

「これでどうかしら、?」
私はその二つを差し出した。

「うん、充分じゃ」
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