ひなたぼっこ~先生の、隣~ 【先生の休日】
「先生、妹尾さんをこっちの部屋に 寝かせてください」
立川に案内された部屋に行くと、ベッドが2つあった。
ゆっくりと妹尾をベッドに寝かせる。
「やっぱ、病院行った方がいいか?」
「土曜日なので、この辺の病院は休診日です。とりあえず、薬は置いてあるのでそれで様子みましょう」
「あぁ、そうだな」
さすが、医者の別荘。
で、さすが医者の息子。
さっきから、テキパキと判断が早い。
「じゃあ、俺たちは妹尾さんのご飯作ってくるので」
「ご飯?」
「薬飲む前に何か胃に入れとかないと」
「あぁ、そっか」
「安川、行くよ。先生、妹尾さんお願いします」
立川は、安川を連れて部屋から出て行った。
静まり返った部屋。