ひなたぼっこ~先生の、隣~ 【先生の休日】
窓の外を見ると、木が綺麗に並び緑でいっぱい。
何か、こんなに静かなの久しぶりだなー・・・
「先生・・・」
シャツの裾が後ろに引っ張られた。
「どうした?何か欲しいか?」
妹尾と同じ目線で話すために、ベッドの脇にしゃがんだ。
「すいません・・・迷惑かけて」
「・・・」
こんなときでも、妹尾は自分のことよりも周りのことだもんなー・・・
「せっかく、先生休みだったのに」
「俺のことは気にするなよ。これでも、結構ゆっくりできてる」
静かな環境が、気持ちをゆっくりにさせる。
「本当ですか?」
「あぁ。とにかくお前は寝なさい。何も気にしなくていいから」
髪を撫で、目を閉じるように促す。
「はい・・・」
そう言うと妹尾は、目を閉じた。