ひなたぼっこ~先生の、隣~ 【先生の休日】










「・・・せい・・・先生?」

「・・・ん?」

身体を揺すられ、重い瞼を少しだけ上げた。


あれ・・・俺、いつの間にか寝ちゃってたのか?


「大丈夫ですか?先生」

妹尾が顔を覗き込んできた。

「・・・妹尾こそ、もう大丈夫なのか?」

「あ・・・はい。すいません、ご迷惑おかけして」

「いや・・・」

ベッドからゆっくり身体を起こし、髪を整えた。

窓の外を見ると真っ暗で、月明かりが部屋を照らしている。

「何時だ?」

「もう夜中の0時です」

「え!?」

一体、何時間寝てたんだ?


「あと、部屋の扉が開かないんですけどー・・・」

「あぁ・・・安川が鍵を閉めていったからな」

0時ってことは、もうアイツら寝てるよな?

「香奈が?どうして・・・」

「・・・さぁ」

朝まで開ける気なかったんだな。


「汗かいたからお風呂入りたかったのに」

「風呂なら部屋にあるって言ってたぞ」

ベッドから立ち上がり、部屋を散策する。



「あぁ、ここだ」

お風呂の電気をつけた。











< 18 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop