ひなたぼっこ~先生の、隣~ 【先生の休日】
「はぁ・・・」
疲れた。
理性を保つのって大変だなー・・・
つい、出てしまった溜め息。
力なく、妹尾のベッドの脇に座った。
「先生・・・」
「ん?」
「せっかくの休日だったのに、本当にすいません」
汗を拭いてスッキリしたのか、さっきよりは調子が良さそうな妹尾。
「気にすんなって言っただろ?もう寝ろ」
そっと髪を優しく撫でた。
「はい・・・先生は?」
「俺?俺は・・・」
なんか、俺も違う意味で汗かいたなー・・・
「風呂入ってから寝るよ。お湯もためちゃったしな」
「・・・私も入ってみたかったな。薔薇のお風呂」
いいなぁっと、羨ましそうな目で妹尾が見てくる。
「朝起きて熱下がってれば、入ろうか?一緒に」
また冗談で言ったつもりなのにー・・・
「・・・はい」
真っ赤な顔をさせ返事をされたらー・・・
「風呂入ってくるわ」
理性がもたない。
何であんなに、可愛いんだろ?