笑わない彼。
第二章
学校についたのはギリギリだった。
『良かった……』
ホッと一息ついて前をみた。
よし!行こう!心の中で思って歩いたものの。
緊張はする。当たり前だ。
『や、やっぱ緊張はするものね…』
心臓がドキドキうるさい。
『大丈夫…。大丈夫…。』
ボソボソと言いながら体育館前に着いて、席に座った。
そして、始業式が始まった…。
校長先生の長話が始まる。
『ふぁー。』
ダメだ。眠い。とか思いながら。
ぼーっと前を向いた…。
目の前には背の高い男の子。
『背高すぎでしょ…』
ボソッと小言を言った。
だって私は145cmなんだもの。
高校生にもなったらもーちょっと背は伸びるかなと思ったのに。
身長はこのままだ。
成長期はもう、いずこに行ったのだろうか……笑