@cake
実は…
【僕の母の義理の妹が、ここの店のオーナーの婚約者である、南 恵美さんなんです。】



僕の一言に二人は絶句した。



「ちょっ、それ、どういうことd……!」

『静かに。』

爽やかな男の笑顔は完全に消え、真剣な眼差しに変わっていた。



『詳しく説明してくれるかな?』

【はい。知ってることだけですけど。】



「頼む。」

【わかりました。】



窓から見えた夜空には、少し雲のかかった三日月が見えた。


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