シークレットLOVE
その日の放課後。
「…で、何で葵がいるの?」
「別にいいだろ。暇なんだよ」
ひかるは啓に勉強を教えるため、学校の図書室に来た。
そこには、何故か葵もついてきている。
まぁ、いいんだけどさ。
「じゃぁ、勉強始めよう!」
「おう!ひかるセンセー、お願いします!」
放課後だからか、図書室はひかる達しかいない。
「ひかるー。これ、分かんない」
「えっと…この式は、こっちの公式に当てはめて…」
ひかるが啓に教えている間、葵は向かいの席で、本を読んでる。