シークレットLOVE



「笑も行きたい!ひかるちゃんと一緒に行く!」



私達がリビングを出ようとしていると、笑ちゃんが抱きついてきた。



「ひかる、笑も一緒でいいか?」

「もちろん!じゃぁ、一緒に行こっか」

「うん!」



手を出すと、笑ちゃんが握ってくれる。

笑ちゃんって、本当に可愛い~!

再び、葵に続いてリビングを出ようとして、ふと立ち止まる。

そして、振り返って渚君に呼びかける。



「渚君も一緒に行かない?」

「え、俺?」

「うん。あ、読書のじゃまだったらいいんだけど…渚君もいた方が、楽しいと思って」



渚君が、少しびっくりしたみたいに、私を見つめる。

あれ…?

私、何か変なこと言ったかな。

首を傾げていると、



「…じゃあ、俺も行く」



そう言って、立ち上がった。

< 45 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop