シークレットLOVE
「眠い~」
家に帰って、皆が寝る準備も完璧になったころ、笑ちゃんが目をこすりながら、私の服の裾を引っ張る。
「じゃあ、お休み。ちゃんとお腹に布団かけて寝るのよ」
由美さんが雑誌を読みながら言う。
「ねぇねぇ、ひかるちゃん、一緒にいて。笑が寝るまででいいから!」
「うん。いいよ」
「ひかるちゃんごめんね~ありがとー」
「葵にい、渚にいお休み!」
「ひかるちゃん、笑が寝るまで行っちゃダメだからね」
「うん。大丈夫。行ったりしないよ」
笑ちゃんは布団をかぶると、すぐに目を閉じる。
私は、笑ちゃんの頭をそっと撫でる。
寝顔かわいい…
私はそっと微笑む。
今日は色んなことがあったなー…
あ…何か、眠たくなってきた…か、も…