シークレットLOVE
「それにしても、マジでビビったぁ~」
「私も心臓止まるかと思った・・・」
葵とプールに来ていた私は、バッタリ啓と出くわしてしまった。
「まあ、俺は初めから知ってたけどな」
そう言ったのは幸人。
バイトが終わったら啓と遊ぶつもりで、プールに来ていたらしい。
「え!?何で!?」
「入学式の前の日、新入生挨拶の確認のために学園長に呼ばれてたんだよ。そこで話してるのを聞いちゃったわけ」
そうだったんだ・・・
今、バイトが終わったらしい啓、幸人、葵、私の4人でプールのベンチに座っている。