わたしの中の 私
私は、今も仕事を続けている。

朝は亮太と一緒に亮太の運転する車で、出勤することが日課となっている。

職場では、亮太はすっかり愛妻家で通っているらしい


実際、周囲の人たちは


「優葉一筋だからね。」


口々に言う。

少し恥ずかしいけど、嬉しくてしかたがない。

1年前の私は、亮太との関係のことで悩んで先が見えない闇の中にいた。

その時は、まさか亮太と結婚して幸せな生活を送るなど夢にも思わなかった。


……自分の気持ちを正直に伝えれば、苦しい思いもすることなく分かり会えたのだから。
そうすれば幸せになれるから……。








                 [fin]


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