君の光になりたくて。
タイトル未編集
……出会いはあまりにも偶然だった。

あの時俺たちは、たしかまだ高2で、

まだまだ子供だった年頃。

俺は今日もふとあの日を思いだす。--

* * *


俺はその日、朝寝坊して7時45分発のい

つもの電車に間に合わなかった。

仕方ねぇな。次の電車に乗ろ。

にしても、よくよく考えれば俺、今日

初めて朝寝坊したんだよな。

--今考えれば、これが君と出会うことに

なる出来事だった。俺は今でも鮮明に覚

えてるよ。何気なく寝坊したあの朝が

今になっては俺の世界を、日々を変えて

いくきっかけとなる始まりの日だったん

だな。君との日々の1ページ目となる

忘れられない、7月7日。---



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