"Another time"
10月


10月


「遊びにいこうよ」


そう君がいってくれてはじめて
君とデートにいったんだよね。


君の隣に立ってそのとき気づいたんだ。

こないだまで小さかった君の背中は
いつのまにか私よりも大きくなっていた。


「早くしないと映画みれないよ~」


いつのまにか私達は
お互いに気づいていたんだ。


たびたび触れる
君の手が

とても近いのにとても遠いようで
もどかしかった。



あと少しの勇気があったら
届いてたかもしれない。
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