白の王子と黒の女王
心部屋を出ると、華恋が立っていた。

「あ、華恋じゃん!ちょっと純平借りちゃった。
明日、朝8時。火事になるかもね。じゃあ」

舞は負けない。
絶対許さない。認めない。


華恋はどんな行動をとるのかな?

「もし、もし負けたらどーするんだ?」

華恋が舞の背中に聞いてきた。

「さあ、そこまで考えてなかったよ。どーしよう。
舞の過去でも教えよっかなぁ」

舞の過去。天龍神しか知らない。

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