白の王子と黒の女王
一発でやる。一発で。

だが、そんな舞の思いも簡単に覆された。


「やっぱり、お前何者だよ!?
舞のパンチ全部よけるなんて、至難の業だよ」


「俺は、喧嘩したことないし殴れない!!」

手がダメなら、足で行く!

舞は蹴りに専念した。だけど、やっぱり当たらない。

純平は避けるだけ。舞は攻撃し続ける。
こうなると、体力も持たない。


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