白の王子と黒の女王
「華恋、、、、でも!」

「いいよ。舞、言えるから。

舞にはね、両親がいないの」

「え」

舞は生まれてすぐに捨てられた。両親の名前すら知らない。
物心がついた時から施設にいた。

子供の頃の舞には親がいないことが辛かった。


周りの子から見ても、舞は変な子。

だから、小学生から中学2年生までひどいいじめを受けてきた。


小学生の頃のいじめは単純で辛くなかった。

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