彼の事が好きすぎる私。

たどり着いたのは屋上だった。

着いた頃には始業チャイムは鳴り誰もいない。

「いっ、いいんですか?先輩」

「何が?」

「何がって……こんな授業さぼっちゃって」

「今俺が行っても騒ぎは収まらないしね。それにピンチな彼女もほっとけないだろ」

笑顔で言う先輩にまた惚れそうだ。

< 14 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop