彼の事が好きすぎる私。

そんな話をしながら弁当を開けようと準備していたら、、

「井上花梨さん……いる?」

黄色い声が教室のドアの方から聞こえる。

振り向くとそこには亮がいた。

「こっ、小湊先輩!?」

「あっ花梨いた。一緒にご飯食べよ」

再び黄色い声が上がる。

「ほら早く」

急かすように亮は教室に入っていきぱっぱっと花梨の弁当を持ち教室を出ていった。

「亜果利、ごめんね」

「いーのよ。そのかわり後で教えなさいよ、何話して何やったのか」

にやにやしながら亜果利は手を振り花梨を見送った。
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