彼の事が好きすぎる私。
「花梨!」
「小湊先輩……」
昨日と同じように亮は花梨をお昼に誘った。
「ほら早く用意しよーぜ。またあの場所に……」
「ごめんなさい、今日昼に用事があるんです。ということで今日はお昼一緒に食べれないんですが……」
会うのが辛い。
いったい今自分はどんな顔をしているのだろう。
「そっか……わかった。じゃあまた今度」
「はい、本当にすみませんでした」
亮が去っていくとすぐさま亜果利が駆けつけた。
「ちょっちょ、どうしたの花梨?昨日はあんなに幸せそうだったのに」
「うっ……うっ……亜果利っ!」
花梨は亜果利に抱きついた。
「……花梨、事情説明出来る?」
花梨はこくっと頷いた。