彼の事が好きすぎる私。
小湊先輩、私と家逆方向じゃなかったっけ?
「小湊先輩、先輩の家ってこっちじゃないですよね?」
「彼女を1人で帰す彼氏なんていないだろ。暗くなってくんだし送るよ」
きゅぅぅぅぅん。
心臓が飛び出そうだった。
先輩が!先輩が!あの小湊先輩が!
確かに付き合っているけど!もう送ってくれるなんて~
花梨の顔はにやけてしまい、足元もふらふらだ。
こうして幸せな気分で花梨は亮に送られながら家へと帰っていった。