好きだよ。
さっき自分で考えたことに少し戸惑いながら風呂から出て、着替えた。

「翔くん。朝ごはんできてるよ〜」

俺が風呂に入っている間に朝ご飯を作ってくれていたようで、着替えてすぐにご飯を食べることができた。

「美波ってほんと飯作んのうまいな。」
「んーそんなことないよ?」
「俺さ、料理下手だからろくなもん食えてねーからすっげーありがてぇんだけど。」
「ほんと?なら良かった」

本当に嬉しそうに微笑む美波を見ると、なんだかこっちまで笑顔になった。
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