当て馬ならし
あの集団を避ける為に
渡り廊下を引き返して
別の通路から庭に出よう。
という事になり
ハトナと若いメイドが
離れたところで相談している。

私は勧められた
渡り廊下においてある
ベンチで座って
行先が決まるのを待つことにした。

キャーキャー言ってる集団が
なんとなく気になって
暇つぶしでみていると
不満そうな声があがって、
王子様が逃げるように
こちらに向かってきた。

なんとか逃げ出せた様ね、
よかったよかったと思いながら
王子だというなら
ちゃんとご挨拶はしたほうが
いいかしらと思いベンチをたった。

そして向かってくる人物を観察する
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