当て馬ならし
第九話 当て馬願いし
夕食前、手紙を回収に来たハトナが
ゆっくりと明日の予定を告げる。
「明日は、この手紙の内容も含めての
中間結果の発表がございます。
これで候補者は半数以下に
絞られる予定です」
半月滞在するつもりでいたので、
まさか三日目の中間発表というのに
少し驚いたものの、
20人以上の候補者を
半月も個別対応できる訳もなく、
当初からこういう計画だった
のではないかと思った。
ギリギリに伝えられる翌日の予定も、
個別対応も普段の素行を
見るための試験だったのだろう。
ハトナは続ける
「最終候補者は
王を始めとして
王宮の関係者と王子自身も参加して、
話し合いで決められます。
ご縁がなかった場合は、
ピコランダ国より
帰国の手配を行います。
貴国へ最後までお送りいたしますので
結果が分かり次第の手配になります。
ご了承くださいませ。」
ゆっくりと明日の予定を告げる。
「明日は、この手紙の内容も含めての
中間結果の発表がございます。
これで候補者は半数以下に
絞られる予定です」
半月滞在するつもりでいたので、
まさか三日目の中間発表というのに
少し驚いたものの、
20人以上の候補者を
半月も個別対応できる訳もなく、
当初からこういう計画だった
のではないかと思った。
ギリギリに伝えられる翌日の予定も、
個別対応も普段の素行を
見るための試験だったのだろう。
ハトナは続ける
「最終候補者は
王を始めとして
王宮の関係者と王子自身も参加して、
話し合いで決められます。
ご縁がなかった場合は、
ピコランダ国より
帰国の手配を行います。
貴国へ最後までお送りいたしますので
結果が分かり次第の手配になります。
ご了承くださいませ。」