当て馬ならし
「探してるのはこれ?」
とポーチを差し出すと
泣きそうに八の字を描いた眉毛がゆるみ
瞳も嬉しそうに輝いた。
「はいー、そーですぅ。
ちょっとー目を離したすきにぃ、
なくなっちゃってー」
おっとり・・・天然だね。
気が付かないうちに
悪意の的になってしまうタイプだ。
少しは緊張感を持った方がいいだろう。
ポーチを渡して
「落ちてたわよ。
大事なものならちゃんと
肌身離さずもってなさい。
人に迷惑かけたいなら別だけど、
違うなら自分が今
なんの為にここにいるか
自覚して行動しなさいよ。」
すこし語意を強めて厳しめに言う
「わう・・・はい、わかりました。」
怖い人がいるぅ・・・気を付けよう・・・・
って感じの心が伝わってくる
よしよし、成功。
私は眉を吊り上げながら
彼女の前を派手に玉砂利の音を立て、
ぷりぷりしながら歩いてく。
目的の書庫はもうすぐ、
このまま建物にはいちゃえばいいわね。
これで少しは周りは
自分のライバルだって
わかってくれるかな?
とポーチを差し出すと
泣きそうに八の字を描いた眉毛がゆるみ
瞳も嬉しそうに輝いた。
「はいー、そーですぅ。
ちょっとー目を離したすきにぃ、
なくなっちゃってー」
おっとり・・・天然だね。
気が付かないうちに
悪意の的になってしまうタイプだ。
少しは緊張感を持った方がいいだろう。
ポーチを渡して
「落ちてたわよ。
大事なものならちゃんと
肌身離さずもってなさい。
人に迷惑かけたいなら別だけど、
違うなら自分が今
なんの為にここにいるか
自覚して行動しなさいよ。」
すこし語意を強めて厳しめに言う
「わう・・・はい、わかりました。」
怖い人がいるぅ・・・気を付けよう・・・・
って感じの心が伝わってくる
よしよし、成功。
私は眉を吊り上げながら
彼女の前を派手に玉砂利の音を立て、
ぷりぷりしながら歩いてく。
目的の書庫はもうすぐ、
このまま建物にはいちゃえばいいわね。
これで少しは周りは
自分のライバルだって
わかってくれるかな?