当て馬ならし
「クラァス様は、明日
二度目の王子との稽古でしょ?
仕上がりはどうですの?」
メイン料理の白身魚の香草焼きを
ほおばってその深いうま味に
うっとりとしていたところで
こちらにお鉢がまわってきた。
ここは、合わせておくべきだろう
「私もやっと振りを覚えられた
という所でしょうか?
明日もまたアル様の足を
踏んでしまわないか
心配ですわ」っと・・・
こんなもんでどうでしょう?
周りはあからさまにホッとした顔をする。
「すごいわー」「さすがですわー」とか
言ってるけど、
目が笑ってないですよ皆様。
ここにツインテールちゃんがいたら
「さすが当て馬、経験値がちがうのね」
なんてイヤミの一つも言われるだろうが、
彼女は王子のそばで
猫なで声で自国でお抱えのパティシエの作る
デザートの話をしている。
王子も笑顔を絶やさず聞いている。
無事に夕食も終わり
部屋に帰ってお風呂に入る。
二度目の王子との稽古でしょ?
仕上がりはどうですの?」
メイン料理の白身魚の香草焼きを
ほおばってその深いうま味に
うっとりとしていたところで
こちらにお鉢がまわってきた。
ここは、合わせておくべきだろう
「私もやっと振りを覚えられた
という所でしょうか?
明日もまたアル様の足を
踏んでしまわないか
心配ですわ」っと・・・
こんなもんでどうでしょう?
周りはあからさまにホッとした顔をする。
「すごいわー」「さすがですわー」とか
言ってるけど、
目が笑ってないですよ皆様。
ここにツインテールちゃんがいたら
「さすが当て馬、経験値がちがうのね」
なんてイヤミの一つも言われるだろうが、
彼女は王子のそばで
猫なで声で自国でお抱えのパティシエの作る
デザートの話をしている。
王子も笑顔を絶やさず聞いている。
無事に夕食も終わり
部屋に帰ってお風呂に入る。