当て馬ならし
新たな本を手にしてふと、
大きなガラス窓に
自分の姿が写っているのに気が付く
夜の闇をせき止めたガラス窓が
内側の明かりで鏡のようになっている。
全身が写る鏡があると
ついダンスの振り付けで気になる部分を
確認してしまう。
ホールドされた時背中が
綺麗にきちんと反っているだろうか
手の角度は美しく流れているだろうか
小さく揺れながらステップを確認する
そのうちだんだん熱が入ってきて、
机に当たらない程度に
気になる部分を本域に近い動きで
確認し始める。
最初のスタンダードなステップが終わると
特徴的な振り付けになる。
右手を額の上の上空で
ふんわりかまえ
左手は肩の高さで横にふんわり
この羽ばたきは
天馬のように優雅に、
左右に流れるように
顎は落とさない、
姿勢正しく
王子の右手が背からまわって
腰に来るから
それに右手を添えて・・・・
と手を腰に当てようとしたところで、
すっと腰に手が置かれた
大きなガラス窓に
自分の姿が写っているのに気が付く
夜の闇をせき止めたガラス窓が
内側の明かりで鏡のようになっている。
全身が写る鏡があると
ついダンスの振り付けで気になる部分を
確認してしまう。
ホールドされた時背中が
綺麗にきちんと反っているだろうか
手の角度は美しく流れているだろうか
小さく揺れながらステップを確認する
そのうちだんだん熱が入ってきて、
机に当たらない程度に
気になる部分を本域に近い動きで
確認し始める。
最初のスタンダードなステップが終わると
特徴的な振り付けになる。
右手を額の上の上空で
ふんわりかまえ
左手は肩の高さで横にふんわり
この羽ばたきは
天馬のように優雅に、
左右に流れるように
顎は落とさない、
姿勢正しく
王子の右手が背からまわって
腰に来るから
それに右手を添えて・・・・
と手を腰に当てようとしたところで、
すっと腰に手が置かれた