当て馬ならし
左肩に温もりを感じて
驚いて左を振り向くと
微かに微笑む夜色の瞳があった・・・
ラル・・・王子?!!!
突然の遭遇に反射的に体を
離そうとすると腰に回った手が
おもった以上の力で
ガッチリ身体を固定する。
定番の白いシャツは
ボタンが胸のあたりまで開いていて・・・
いつもみたいにきっちりしまってない・・・
髪はしっとりと濡れているようだ。
お風呂上りなのか石鹸の匂いが
ほのかに漂う。
離れるどころか、さっきよりも近い。
彼の胸に肩が触れる・・・
白いシャツ越しに
鍛えられた胸板を感じて
触れた部分が熱を持った気がした。
・・・本当に鍛えていたのね・・・
稽古終わりで汗を流して
帰ってきたのかしら・・・
そんな戸惑いをしってかしらずか
彼は無言で左手を差し出す
それは、このワルツの続きを
促しているとわかる。
スマートな促しに、
このワルツに対する熟練が伺える。
そうか、この国の人ならだれでも踊れるなら、
彼だって当然踊れるのだ。
驚いて左を振り向くと
微かに微笑む夜色の瞳があった・・・
ラル・・・王子?!!!
突然の遭遇に反射的に体を
離そうとすると腰に回った手が
おもった以上の力で
ガッチリ身体を固定する。
定番の白いシャツは
ボタンが胸のあたりまで開いていて・・・
いつもみたいにきっちりしまってない・・・
髪はしっとりと濡れているようだ。
お風呂上りなのか石鹸の匂いが
ほのかに漂う。
離れるどころか、さっきよりも近い。
彼の胸に肩が触れる・・・
白いシャツ越しに
鍛えられた胸板を感じて
触れた部分が熱を持った気がした。
・・・本当に鍛えていたのね・・・
稽古終わりで汗を流して
帰ってきたのかしら・・・
そんな戸惑いをしってかしらずか
彼は無言で左手を差し出す
それは、このワルツの続きを
促しているとわかる。
スマートな促しに、
このワルツに対する熟練が伺える。
そうか、この国の人ならだれでも踊れるなら、
彼だって当然踊れるのだ。