当て馬ならし
我に返る!
何を・・・しようとしていたの?
わたし・・・・
混乱が全身を支配して震えてしまう

こんな事になるなんて思いもしない・・・

流れに身を任せて
気が付くとこんな状態に
どうしたらいいのか、
心臓が口から飛び出してしまいそうだ
何か言わなきゃ・・・
でも、何を?
いや、私はアル王子の花嫁候補だから!
そうだ、冷静になれ私!
こういう時こそ
当て馬経験を生かせよ私

でも、その経験に
あんなに自然に我を忘れた事が
無いことに気が付いて
背中を嫌な汗が伝う

でも、とにかく
彼は弟になるかもしれないから
何でもいいから、
この空気を換えなきゃ

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