当て馬ならし
この国に害をなそうとしている
あの魔術師は、その成功を
確信しているように思える。

・・・これがファルゴアだったら、
父や母に相談できるのに・・・
協力者は・・・いない。

この能力を理解してもらうのには
まず信頼関係が大切だ。
ハトナも兵士も大好きだけど・・・
私が彼らを信頼する事と
彼らが私を信頼することは違うのだ。

だから、ファルゴアでも
この能力は王族以外の関係者で
知っているのは極わずかで

門外不出の極秘情報なのだ。

なによりも、
自分でももどかしいが
説明が難しい。
気持ちがわかる・・・というのは
受け取り側の感覚や経験が左右し
解釈が異なってくる

親しい間柄では、
考えてることが解るという
レベルになるが、
それこそ、他人であれば
今までの傾向でこういう事かな?
と判断するのだ。
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