当て馬ならし

第三話 当て馬動きし

誰にも気づかれないで
部屋に入るというのは
結構難しいかもしれない。

かと言って、
城の外に出て
単独行動をするのは
これまた至難の業だ。

たとえば、ファルゴア関係者が
付いていてくれたら・・・
そう思わずにはいられない。

タシーは王家の秘密を
知ったうえで、
私達につかえてくれている
大切な人材だった。

情報収集もお手の物だし
・・・とか、今ないものを
願っても仕方ない。

そんな事を考えながら、
夕食会をしているとまさかの助け舟が
あのツインテールちゃんから上がった。
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