当て馬ならし
第六話 当て馬受け止めし
「俺は最初から王位に
興味がなかった・・・」
魔術の才能は物心ついた時から
認められていた周知の事実だった。
一度入れた知識は
難なく具現化されていく
面白くて熱中した。
「そのころから兄貴は
もう王位を継ぐのが
決まっていて毎日その勉強ばかり
していたから、
そんな窮屈な場所が兄貴の場所だって
同情こそすれ羨ましいとは
おもわなかった。
逆に王位を継がないのだから
自由にしていいと思っていた。」
ただ、まだ遊びたい盛りだったから
兄と遊べなくなるのが
つまらないとは思っていたという。
たまにする喧嘩も体術では勝てなくて、
それもあって新しい魔法を
どんどん覚えて行った。
そんな折、魔術教育を担当していた
老魔術師が日々強くなる
第二王子の魔術の才能を
懸念しだしたという。
興味がなかった・・・」
魔術の才能は物心ついた時から
認められていた周知の事実だった。
一度入れた知識は
難なく具現化されていく
面白くて熱中した。
「そのころから兄貴は
もう王位を継ぐのが
決まっていて毎日その勉強ばかり
していたから、
そんな窮屈な場所が兄貴の場所だって
同情こそすれ羨ましいとは
おもわなかった。
逆に王位を継がないのだから
自由にしていいと思っていた。」
ただ、まだ遊びたい盛りだったから
兄と遊べなくなるのが
つまらないとは思っていたという。
たまにする喧嘩も体術では勝てなくて、
それもあって新しい魔法を
どんどん覚えて行った。
そんな折、魔術教育を担当していた
老魔術師が日々強くなる
第二王子の魔術の才能を
懸念しだしたという。