当て馬ならし
ところが実験がはじまり
マナをフィールドに送り始めると

違和感があった・・・
召喚する為に展開した魔方陣が
話と違う術式だった。

ただ、ヴァレイズを信じ切って
始めた実験だったから
特にこだわることもなく
言われたように実験を進めていく。

最初は分からなかったが、
マナを自分の意志で
止めることが出来なくなっていた。

つまり、自分がただひたすら
マナ製造機になっている事に
気が付いたのは、
フィールドにマナが半分
満たされた時だった。

足元に展開する魔方陣に
補助以外の術式が巧みに混ざっている
その事に気が付かなかった。
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