当て馬ならし
脅されながら立ち上がり、
光が漏れていた扉の前に連れて行かれる

「感謝するがいい・・・
 田舎の御姫様ぁ、
 新ピコランダ王の偉業を見せてあげよう」
ねっとりとした息が耳にかかる・・・
気持ち悪くて顔をしかめるが
それはジフェルには見えない。

呪文が唱えられ・・・扉が開く

細かった光が徐々に
その光量を増し広がっていくていく

今度はまばゆい光に顔をしかめる番だ。

目を開けられないほどの光が
溢れ出していく。

この光は・・・どこかで
見覚えがあると思った・・・
その答えは、目が慣れ、
この空間にあるモノが
認識できた時に思い出した。
< 334 / 437 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop