当て馬ならし
魔方陣が消え6つの柱は光をうしなって
欠けたりヒビが入っているものもある。

そこに閉じ込められていた姫達は
今は地面に横たわってる

胸が上下しているので
眠っているのだろう。

醜い『心身隷属装置』は
いまや金屑になって
無残に残骸を散らしていた

スフィアを見上げると、
躍動していたマナは
今は動きを止めただ浮遊している

ところどころに亀裂が入っている

洞窟事態にもひびが入っていて、
魔方陣は今や一つも残っていなかった。

これは!
アンチマジックフィールドが
消えたのかもしれない。

今やこの部屋を照らしているのは、
スフィアの中に浮遊する
マナの明かりだけだった。
< 362 / 437 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop