当て馬ならし
現実は違う・・・
だって私はアル王子の花嫁候補だった・・・
アル王子には
きちんと運命の人が現れたけど・・・
・・・実の兄を必死に
落とそうとしていた私が、
どの面さげてあの人
に想いを伝えられるんだろう・・・

若いメイドがいってたよね。
「アル殿下がだめなら
 ラル殿下に乗り換えるとか
 言ってるんですよぉ」って、
聞いた時は、
不謹慎な人たちだって思った。

そんな不謹慎な人を嫌って、
あの人は怒りで我を忘れてた.
私がその人たちと同じに
・・・なる?・・・

・・・できないよぉ・・・・
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