当て馬ならし
そして、もちろん
ジフェルの暗躍のお蔭で
その事後処理や
6名の姫の国への対処など
ピコランダは大わらわ・・・
舞踏会どころではなくなり、
最終選考に残っていた姫達の
お見合い話も
流れることになったという。

ピコランダ王のこれまでの信頼もあり、
各国とも穏便にすましてくれらしい。

もちろん、きっちりこの期に
政治的な条約が結ばれたことは
想像がつくが、
それは賢人王のなせる業、
逆にピコランダ側の株を上げて
さらに国家は繁栄しそうだった。

そして、姫達は国の迎えを
待って三々五々帰国していったという。

スフィアにとらえられていた姫達は、
基本的に記憶が曖昧で
よく事態を把握しておらず
体力の回復をまって、
健康に帰って行った。
< 390 / 437 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop