当て馬ならし
ニコニコがとまらない
「ラルが言うなら。みんなの前で
胸のでるドレスはもう着ない。」
そういうと、
突然唇を奪われる
「んっ・・・」
そして突然はなれる・・・
びっくりして顔を赤くしてると

クスっと笑われる
そのままラルは魔方陣を展開する

「あとでな・・・」
そう笑顔で言って
青い光の中に消えて行った

もう・・・主導権
どうやったらとれるんだろう。

でも・・・口は緩んで
・・・うきうきしちゃう

「いちゃいちゃ・・・
 ちゅっちゅっ・・・
 にやにや・・・」
イヤミたーっぷりの低く湿った声が
部屋の中側から響く
ギクリ・・・う・・見られてた?
ギ・ギ・ギギギーという
軋みの音が聞こえそうなぐらい
首が硬直して
声の方を見るのに時間がかかる。
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