当て馬ならし
そんな城に列をなして
入っていく姫馬車、
将来の王妃を一目みようと
あつまった見物人

ある意味王都は
祭りのような騒ぎで、
警備も大変だなと
馬車から城下町を見ながら
ゆっくりゆっくり進んでいく。

この国でのお見合い・・・
正しくは

王位継承者
第一王子アル殿下花嫁選定試験は

約半月を予定されている。

いつものように
護衛の騎士3名と御者1名
そして、必ずお見合い国に入るとき
最初についてきてくれる
メイドのタシー。

という一国の姫としては
身軽な編成の私。
すでに、ピコランダ側に打診して
お城でのお世話や護衛は
基本時にピコランダ側に
一任するとお願いしている。

つまり、この5名も
私を送って荷物を運んだら
ファルゴアへ帰ってしまう。
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