当て馬ならし
そして彼は言う
「各国に伝わる竜の伝説には、
共通点が何個か存在する。
不思議な力や夢物語だけでは
納得いかない
興味深い部分があるんだ」
静かだけど彼の目に
熱い思いが伺える。
「俺は、それを調べて研究してみたい」
本の中だけでなく
事実を調べて回る・・・
机上の空論では終わらせない探究心
眼鏡の奥の瞳は静かに
青く燃えている
「ただ・・・純粋な興味だから、
そんな時間はないけど」
すこし淋しそうに瞳を伏せる。
仕事が忙しくて
個人的な趣味の研究をしている
時間がないということか・・・
何かを抑え込むような
そんな諦め方をしている彼が
こんな風に思っては
失礼なのかもしれないけど
膝を抱える少年に見えた・・・
だから、本当はそんなに
深く調べられちゃったら
まずいのかもしれないけど・・・
彼になら調べてもらいたい・・・
純粋に素直に・・・
彼が興味深いと思う事を調べて欲しい
そんな風に思ったら
「是非、時間ができたら
ファルゴアに遊びにきてね」
暖かな気持ちから自然と声がでていた。
彼は私の顔をみて。
すこし目を細めた・・・
そして、ふんわり笑って
「ああ」
と言った。
「各国に伝わる竜の伝説には、
共通点が何個か存在する。
不思議な力や夢物語だけでは
納得いかない
興味深い部分があるんだ」
静かだけど彼の目に
熱い思いが伺える。
「俺は、それを調べて研究してみたい」
本の中だけでなく
事実を調べて回る・・・
机上の空論では終わらせない探究心
眼鏡の奥の瞳は静かに
青く燃えている
「ただ・・・純粋な興味だから、
そんな時間はないけど」
すこし淋しそうに瞳を伏せる。
仕事が忙しくて
個人的な趣味の研究をしている
時間がないということか・・・
何かを抑え込むような
そんな諦め方をしている彼が
こんな風に思っては
失礼なのかもしれないけど
膝を抱える少年に見えた・・・
だから、本当はそんなに
深く調べられちゃったら
まずいのかもしれないけど・・・
彼になら調べてもらいたい・・・
純粋に素直に・・・
彼が興味深いと思う事を調べて欲しい
そんな風に思ったら
「是非、時間ができたら
ファルゴアに遊びにきてね」
暖かな気持ちから自然と声がでていた。
彼は私の顔をみて。
すこし目を細めた・・・
そして、ふんわり笑って
「ああ」
と言った。