悲恋詩集
『恋愛小説みたいに、
あの人と素敵な恋がしたいな』
幼かった頃の、私の儚い夢
『いつか、この恋が報われる時は来るのかな?』
淡く願った、望み
頭の中で空想を練って、思わず頬が緩んでたあの頃の私は、
まだ、単純だったね
時が経つにつれ、人は複雑になってゆくのかな
ほんのひと時でもいいから、夢に浸りたいという考えはなくなってしまうのかな
「恋愛小説みたいに、素敵な恋がしたいよ」
あの時みたいに、言ってみたけれど
なんだか、嘘の塊みたいに聞こえた
幼き頃の、儚い思い出